一文字手打うどん教室(オンライン版)

皆さん、しらさぎ小麦粉で作る一文字手打うどん教室にご参加いただき、ありがとうございます。何かお気づきの点、ご不明な点等ございませんか?皆さんのご質問、ご要望で、中身を充実させていきたいと思っています。どしどしご意見をこちらまでお寄せください。では始めます。

1.計量

計量

はじまりは、材料の計量からです。一人前の茹でうどん(生うどんではありません)が250グラムとして、8人分作ります。多い場合は、半分の材料で4人前です。
まず、塩水作り。水500ccに、塩66グラムをよく溶かします。
次に、しらさぎ小麦粉。666グラムをできるだけ大きいボールに入れます。
上から、先ほどの塩水334グラム(※全部ではありませんよ)を入れます。
(あくまで、基準です。室温で塩水量を加減してください)

2.手ごね1

手ごね1

最初は、塩水が粉全体によく行き渡るように、5本の指を熊手のように開き、すばやく下から上へかき上げます。向きを変えながら、何度も繰り返します。

3.手ごね2

手ごね2

やがて、おから状態になります。こうなれば大成功です。大きな固まりができた場合は、あまりよくありませんが、まあうどんにはなります。

4.手ごね3

手ごね3

次に、上から押さえ込んで、固めに入ります。前方から手前に巻き込むようにして固めていきます。左右に細長くなったら、90度向きを変え、また前方から手前に巻き込んでいきます。2,3度繰り返したら、OKです。

5.手ごね4

手ごね4

最後に、丸くまるめます。これでうどん生地の出来上がりです。ここまでくれば、もううどんはできたようなものです。本当に。
うどん生地をビニール袋に入れて、10分ほど寝かせます。いわゆる一次熟成です。
今までのストレスが、これでとれます。

6.足踏み1

足踏み1

うどん生地をビニールの上に置き、上からビニールをかけその上から足で踏みます。
中央から周辺へと平らになるように足の裏で延ばしていきます。

7.足踏み2

足踏み2

平らになったら、奥の方から手前に巻き込んでいきます。そして、上からビニールをかけ、もう一度踏みます。この作業をもう一度繰り返します。全部で3回踏むことになります。

8.菊もみ1

菊もみ1

ここで、だんごを作ります。一つのだんごが、今後の作業単位になります。何人分のうどんを作りたいかで、だんごの大きさを決めます。今回は、4人分にするため、半分に切ります。
まず、丸か正方形に近くなるよう、形を整えます。次に、右手でまわりから中央に生地を折り込み、それを左手で押さえ込みます。これを繰り返しながら生地を一周させると、半円球ができます。これを裏返し、正月の鏡餅になるよう、形を整えます。

9.菊もみ2

菊もみ2

半円球のきれいなだんごの出来上がりです。この作業は、とても難しい作業です。とにかく丸いだんごができれば、OKです。
ビニール袋に入れて、30分から1時間寝かせます。2次熟成です。

10.手打ち1

手打ち1

いよいよ麺線作りに入ります。まず、打ち粉(お餅用の取り粉でいい)をよくふります。だんごを手のひらに体重をかけ平らにしていきます。中心から外に向かい渦巻きを描くように押し延ばしていきます。ここでできるだけ平らにすることが、あとの作業を簡単にします。

11.手打ち2

手打ち2

次に、麺棒を使い延ばします。中央から上半分、中央から下半分、そして今度は90度回転させ、同じように繰り返します。(これを繰り返していっても、十分に延ばしきることができます。)打ち粉は適時ふってください。

12.手打ち3

手打ち3

手前から奥側に、麺棒を巻き付けます。指の先から手のひら全体を使い、手前から、前方に巻き付けたままで麺棒を転がします。次に、手前まで引き戻します。そしてまた前方に転がします。次に90度回転させ、同じように延ばします。
延ばす回数は、生地の厚さが3から4ミリになるまで行います。指で部分部分を摘みながら、厚さを確かめ、厚いところを麺棒で部分的に延ばし、均一にします。薄く延ばしすぎないように注意してください。

13.包丁切り1

包丁切り1

まず、裏と表に打ち粉をよくふります。切ったあとの作業をできるだけ容易にするため、奥側半分を奥側に2回折ります。

14.包丁切り2

包丁切り2

次に、手前半分を手前に二回折ります。このように折ると切ったあとほぐしやすいです。

15.包丁切り3

包丁切り3

上から、押し切る感じで切っていきます。幅は、3から4ミリ程度です。

16.包丁切り4

包丁切り4

真ん中をつかみ、よくふって打ち粉を落としながら、よくほぐして、並べます。

17.ゆでる

ゆでる

できるだけ大きな鍋に、水をたくさん入れて沸騰させます。その中へ、麺をほぐしながら入れます。はしで、ゆっくりかき混ぜ、麺をほぐします。麺が傷みやすいので丁寧に扱ってください。お湯が再度沸騰してきたら、吹きこぼれない程度に火力を弱めます。
ゆで時間は、11分から12分程度で調整してください。ゆで上がったら、ざるで取り水でよく冷やし、表面のぬめりを取ってください。

18.実食

実食

さあ、しらさぎ小麦のうどんの出来上がりです。思わず笑顔になるおいしさです。
皆さんお味はいかがですか。ご感想を、こちらまでぜひお寄せください。