【一文字石臼物語 第4話】「石臼はブラックボックス?デリケート?」

2012年05月21日

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 石臼製粉のしらさぎうどんが世に出てから、「クロワッサン」や「毎日新聞」などの全国誌紙、テレビ東京系列の「土曜スペシャル」などで、取り上げていただきました。一文字うどん店にも、週末には関西方面からの車が駐車場に並ぶようにもなりました。

 その一方、石臼とのつきあいが10年になろうというのに、私にとって石臼は、相変わらず「ブラックボックス」でした。小麦を一番上のホッパーに入れて、投入量を確認し、スイッチを入れます。停止後、挽けた小麦粉でうどんをうちます。季節の変化や、その日の天候、温度、湿度などにより、茹で上がったうどんは、毎回違います。
 「これが自然のうどん」と思い、それ以上は深く追求しませんでした。

 2年程度に1回、石臼の目立てをしてもらいます。千葉県松戸市にある、メーカーの日高製粉機製作所より、毎回決まった石臼職人さんが来てくれます。その方にこの話をすると、「石臼はデリケートだからね」と一言。「???。石臼がデリケート???」私には、意味不明でした。でも、もし石臼がデリケートなら、私はそのような使い方をしているのだろうかと、自問しました。


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