【一文字石臼物語 第7話】現代的うどん、地うどん、そして新・地うどん

2012年06月30日

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 あらためて気づいたのですが、うどんには三種類あると思います。あくまで私見ですが。

 一つ目は、今日のほとんどのうどんが当てはまる「現代的なうどん」です。
いわゆる「つるつるしこしこ、喉ごしを楽しむうどん」です。グルテン比率の高い
輸入小麦のうどんや、最新の製粉技術で製粉した国産小麦のうどんが、これに相当します。

 二つ目は、地粉で作った「地うどん」です。小麦農家が、地域の小規模製粉所で小麦粉にしてもらい、地域の製麺所で、乾麺にしてもらったものや、その粉を使って、うどん屋さんや、製麺所さんが、うどんにしたものです。地粉特有の風味が強く、独特の食感があります。一文字のしらさぎうどんも、この地うどんの分類に属します。
 
 三つ目は、現在一文字うどんで実証販売している、「新・地うどん」です。一言で言えば、「現代的なうどんと地うどんのいいとこ取りをしたうどん」です。つまり、「なめらかなもっちり感と、小麦の豊かな風味が味わえるうどん」です。
 そのカギは、地元産の「ふくほのか小麦」と「石臼製粉技術」が握っています。

 写真は、一文字店頭にほぼ完成した新石臼小屋です。ここに2台目の石臼が設置されます。この石臼は、新・地うどんに対応した設計となっています。

 今後一文字は、セルフうどん用の「新・地うどん」作りと、「元祖地うどん」といってもいい、「しらさぎうどん」の最終形に向けて、頑張ってまいります。

 皆様のお越し、お待ちしています。

 今回で、第一部は終わりです。次回より、第二部のスタート、石臼二台体制下の一文字での出来事を現在進行形でお伝えします。ご期待ください。


 


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