石臼職人さんとうどん作り
2011年10月01日
9月末に、約2年ぶりに石臼の目立てをしていただきました。毎回おなじみの職人さんが、千葉県松戸市のメーカーより来てくれます。
一文字で石臼製粉を始めたのは、1997年9月です。この間、石臼の持つ奥深さに驚かされ続けています。それでも最初の10年くらいは、「石臼は本当にデリケートなんです」という職人さんの言葉の意味が分からず、ただただ「ブラックボックス」的な存在でした。やっと最近になって、石臼製粉のやり方で、こちらの希望するうどんが作り出せるということが分かってきました。
今回の目立てを機に、製粉のやり方と、その組み合わせを変えて、6種類の小麦粉を作り、それぞれでうどんを作り食べ比べていただきました。同じしらさぎ小麦でも、製粉のやり方を変えるだけで、こんなにも違ったうどんが出来ることに、改めて驚きました。石臼職人さんと、意見交換する中で、石臼の「ロジック」をより深く理解することが出来、今後のうどん作りに大いに参考になりました。
現在、一文字うどんでは、セルフメニュー用に地元産「ふくほのか小麦」、オーダーうどん用に同じく「ふくほのか小麦」と自家無農薬栽培「しらさぎ小麦」を使用しています。地元産小麦の魅力を、石臼製粉の力で最大限引き出した、一文字うどんをぜひお召し上がり下さい。
なお、石臼の研究から生まれた特別な限定うどん(名付けて『大吟醸』うどん)を、備前福岡の市(毎月第4日曜日開催)に出店しています。石臼製粉歩留まり約10%のしらさぎ小麦粉使用、透明感のある「しっかりもっちりうどん」です。詳しくは、こちらのちらしをご参照下さい。
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