「たかが『うどん』、されど『うどん』」石臼製粉15周年を迎えて
2012年09月07日
9月9日(日)は、一文字うどん店にとって特別な記念日です。
ちょうど15年前の平成9年9月9日、店頭で稼働中の石臼1号機が設置されました。
自家栽培小麦、石臼挽きのしらさぎうどんが誕生したのもこの時です。
3年前の2009年8月には、地元農家に委託して育ててもらっているふくほのか小麦を使ったセルフ地うどんを開発、2011年8月からは、その改良に着手、なめらかで現代的な「新・地うどん」として、完成させつつあります。今年7月5日には、石臼2号機を店頭に設置、2台体制で、生産力も倍増しました。
自分で小麦を育て、専用の石臼製粉機で自家製粉して作る一文字うどん。「たかがうどん」に、そこまでの手間暇をかける意義があるのかと自分に問いかけることもあります。先日、ある新聞記者の方とこの話をしていたら、「瀬戸大橋を渡って、わざわざ讃岐うどんを食べに行くのだから、『されどうどん』だよ」といわれ、なるほどと思いました。
要は、食べていただいて、この手間暇、価値を分かっていただけるかどうかということ。おかげさまで、分かっていただけるお客様が段々と増えているから、続けられているのだと思います。
改めまして、一文字うどんの代表的メニューをご紹介します。
まず、日常食としてのセルフうどんです。
1玉100円(税込105円)は、29年前の開業時と同じです。もちろんうどんは、地元産ふくほのか小麦石臼挽き小麦粉100%です。
次は、自称「うどん通」の方に、店主が自信を持っておすすめする「隠れメニュー」
です。
「小麦の違い食べ比べセット」840円です。ふくほのか小麦としらさぎ小麦で作ったうどんをざるうどんで食べ比べできます。しらさぎうどんは、ご注文後手打ちして茹で上げますので、15分少々お待ちいただきます。レジにてご注文ください。
どう違うのかは、ここでは割愛させていただきます。
ということで、石臼製粉16年目、これからも地元の味にこだわって参りますので、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
店主
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